*読書習慣の変化により、感想の比重低くなってます。update at 20110702*

2009年01月12日

ジョン・アーヴィング『ガープの世界』

ジョン・アーヴィング『ガープの世界』下

(サンリオ、200707)
訳:筒井正明
406p.
IRVING, John『The World According to Garp』
笑うべきなのかな?
私にはあんまり笑えなかったなぁ。
運動家ってのは反対勢力あっての運動家なわけであって、反論されて当然なんだよね。
賛否両論な世の中だけど、短絡的な批判に周りを囲まれるのは怖い。
エレン・ジェイムズ党員は当人の感情抜きに一人歩きしている。

ガープはいまや記憶することだけによってしか真実を描くことはできず、そしてその方法は――想像することとは違って――彼にとって心理的に苦痛であるばかりでなく、
純文学みたいなもの?
私小説はそんなに狭い分野としてしか認められてないの?

「するときみは次がどうなるか知りたくって本を読むわけだね?」
「ほかに本を読む理由なんて、ないのとちがうっけ?」
それだけじゃあないと思うんだけどなぁ。
私には物語の先を知っていたって読みたくなるものもあるし。
再読する目的なんて、物語の続きがどうなるかを知ることにあるわけじゃあないでしょう。
あの景色の中に没頭することにあるんじゃないかしら。

なぜか、度がすぎるものですよ。人生が二流のメロドラマなんです」
この記事へのコメント
サンリオ版で読んだんですか?
表紙は映画版のスチールかな?
映画も近いうちに観たいです♪
ぐうぐう 2009-01-30 16:17
そうです、サンリオでしたー。
サンリオってあの、キティちゃんとかのサンリオ??
ロゴ見るとそんな感じよねぇ。
読んだのに意味が分かっていません^^;
表紙は上下巻とも映画のスチールっぽかったです。

映画にしたら面白そうな作品でしたねー。
印象はフォレスト・ガンプみたいな感じ、と思いました。
これは私の偏見ですけどw
れい 2009-01-30 16:29
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