音楽家同士を繋ぐこのシリーズは素晴らしい!
以前に読んだベートーヴェンの伝記から、シューベルトの伝記に繋がる。
音楽の繋がりだけでなく時間軸の繋がりも感じることができて、
伝記が立体的なものになります。
うん、素晴らしいと思う。
社会を生き抜くには気が弱く、機転の効かないシューベルトは、
お人好しでろくに自己主張もできず、
機会があっても憧れのベートーヴェンにも暫くまごまごしていて会えなかったそうです。
そんな彼の作品が現代に残ったのは友だちのお蔭。
友だちがたくさんできたのも友だちのお蔭。
まあ、彼自身の実直な良さもあったんだろうけど、
あんなに内気じゃ周りの人が盛り立ててくれなくちゃ無理だったでしょう、普通。
現代じゃ生きていけなそうだよね。
恵まれてよかった。
リート(歌曲)に惹かれ、若くして亡くなったのにも関わらず600以上のリートを作曲したといいます。
クラシックって、オペラ以外は歌がつかないものと思ってたけど、
オペラにしてもリートにしてもクラシックの中心部にあるジャンルなんだね。成程。
《野ばら》や《魔王》をドイツ語で理解し歌えたらよかったのに!
若くして亡くなったのは残念だけど、
そのために若いうちから作曲しか興味なかったのかもねぇ。
彼は彼なりの人生を早足で十分に生きた気がします。
2010年01月14日
『ぼくがぼくになるまで』
(学習研究社、200501)
239p.
239p.
小中学生のためのSFミステリ。
謎が謎のまま物語が進展する様は、
ミステリってものを読む良い練習になるかもしれない。
伏線がラストで繋がり、フェイクも用意されている。
騙されたー!とか成程ー!とかって思ってくれるかな♪
心と体の繋がりや、「我思う故に我あり」を考えるきっかけにもなりそう。
謎が謎のまま物語が進展する様は、
ミステリってものを読む良い練習になるかもしれない。
伏線がラストで繋がり、フェイクも用意されている。
騙されたー!とか成程ー!とかって思ってくれるかな♪
心と体の繋がりや、「我思う故に我あり」を考えるきっかけにもなりそう。
2010年01月12日
『さようなら、コタツ』
(マガジンハウス、200505)
221p.
221p.
短編集。
コタツの話ではなくて、部屋の数だけ物語があるというお話。
彼氏いない歴が長い女のどきどきした一日、
元カノが残していった陶器の片割れの話が印象的だった。
前者のほう、
つまり非モテ女ってところだよね。
ちょっと自意識過剰でちょっと繊細で、
でもちょっと失礼で(でもそれが普通で)、それで一生懸命で。
泣きたくなるのもわかる。
なんでこんながっかりしなきゃならないの、なんであたしが、ってなってもおかしくない。
大人になると、好きかどうか以外のことも考えてしまうようになるのかなぁ。
まだまだ純粋な部分たくさんあるのに。
後者は、
いまでも黄色い陶器が脳裏に浮かぶ。
元カノと縁があろうとなかろうと、
こういう思い出のひとつやふたつ、誰でも持って大人になるもんだよね。
大丈夫、裏切りなんかじゃない。
前書きは要らなかったと思うなあ。
本編が十分言いたいことの役目果たしてるもん。
もっと自信持って小説で伝えたらいいんじゃないでしょうか。
短編は人生の中のほんの一時期を描いたに過ぎず、この後の波乱万丈な物語も予感させる。
読者は前触れを知ってやきもきするしかない。
短編のそんなところが好き。
コタツの話ではなくて、部屋の数だけ物語があるというお話。
彼氏いない歴が長い女のどきどきした一日、
元カノが残していった陶器の片割れの話が印象的だった。
前者のほう、
つまり非モテ女ってところだよね。
ちょっと自意識過剰でちょっと繊細で、
でもちょっと失礼で(でもそれが普通で)、それで一生懸命で。
泣きたくなるのもわかる。
なんでこんながっかりしなきゃならないの、なんであたしが、ってなってもおかしくない。
大人になると、好きかどうか以外のことも考えてしまうようになるのかなぁ。
まだまだ純粋な部分たくさんあるのに。
後者は、
いまでも黄色い陶器が脳裏に浮かぶ。
元カノと縁があろうとなかろうと、
こういう思い出のひとつやふたつ、誰でも持って大人になるもんだよね。
大丈夫、裏切りなんかじゃない。
前書きは要らなかったと思うなあ。
本編が十分言いたいことの役目果たしてるもん。
もっと自信持って小説で伝えたらいいんじゃないでしょうか。
短編は人生の中のほんの一時期を描いたに過ぎず、この後の波乱万丈な物語も予感させる。
読者は前触れを知ってやきもきするしかない。
短編のそんなところが好き。
